【募集終了】中小企業庁 令和6年度 中小企業のイノベーション創出を支援する「イノベーション・プロデューサー」事業における担い手(候補者)を募集します

 一般社団法人首都圏産業活性化協会(TAMA協会)では、プロダクトイノベーションを自社の具体的な将来構想に掲げる中堅中小企業に対する伴走支援を行なう「人材イノベーション・プロデューサーの担い手(候補者)」を募集いたします。

 

想定しているイノベーション・プロデューサーの担い手候補

1. TAMA協会職員・コーディネーター
2. 本事業の主旨に賛同する人材を、登録会員の中から選出
3. 金融機関・支援機関職員

※いずれも、村松康彦講師による「MURAMATSUメソッド座学研修」(4回)、ならびに岡村衡一郎講師による「ワークショップ」「事例研究」(8回)、計12回のうち7回以上の受講が必須となります。

本事業では、プロダクトイノベーションを志している年商10億円以上の中堅中小企業に対する複数回のOJT支援を行なう中で、支援先企業から頼られる存在を目指し、今よりさらに深い情報を得ること、そして理解にとどまることなく、具体的な変革に向けた実践に取り組んでいただきます。(支援後のアウトカム成果が求められます)

 

募集概要

募集期間 : 令和6年9月9日(月) ~ 令和6年9月27日(金)正午
事業説明会: 終了しました。
・令和6年9月11日(水)12:30~、19:00~
・令和6年9月13日(金)12:30~、14:00~、19:00~
実施期間 : 令和6年10月1日(火) ~ 令和7年1月31日(金)
稼働日数(目安) 座学研修 計12回(7回以上のご出席をお願いします)

※日程は後半部をご参照ください

企業訪問 : 5~6回(月1回)

※対面での面談を推奨しますが、やむを得ない場合はオンライン面談も可とします。

※別途、事務局・講師との面談(進捗共有・課題解決策検討)も、必要に応じて対応いただきます。

※令和7年1月10日(金)に成果報告会を開催しますので、ご出席をお願いします。また原則としてこの会のご出席をもって事業終了とし、翌日以降で追加対応が必要な場合は、事前承認により1月31日までに発生した経費を認めます。

謝  金 : 30,000円 /日 (旅費を含む)

※但し実動4時間未満の場合は半日扱いとなります

募集人数 : 定員に達したため募集を終了しました。
応募資格 : TAMA協会の会員で、令和7年4月1日時点で満65歳未満の方
(個人・法人の別や所属団体は問いません。)

※座学研修に7回以上参加可能な方
※本事業を通じて以下の要件を満たせること

  • 市場ニーズへのアクセス手段を有し、幅広い市場調査を通じて、中小企業のコア技術・ノウハウを元に「このような商品・サービスにすれば、こうした顧客に売れる」という事業化のビジョンを構想できること。
  • イノベーションのインパクトや期待される付加価値を中小企業、技術者・研究者、新商品・新サービスの潜在的な顧客、資金提供者等、それぞれに響くメッセージに翻訳して発信し、支援するイノベーション活動に誘い込むことができること。
  • 中小企業のコア技術・ノウハウとマーケットニーズとの間にあるギャップを分析し、それを克服するため、研究開発やノウハウの磨き上げや外部機関との連携を指南できること。
  • 本事業の中小企業支援としての公益性に賛同し、多少の困難があっても、事業化までやり遂げるよう、中小企業を励まし、関係者を勇気づけることができること。
  • 構想段階から事業化まで中小企業を伴走支援できること。

 

事業の背景・目的(概要)※中小企業庁委託事業公募要領より

中小企業の稼ぐ力を強化し成長につなげるという観点で、イノベーションは大幅な成長をもたらす有力な手段の一つである。しかしながら、イノベーションの必要性を感じている中小企業の割合は 7 割超に達している一方、イノベーション活動に取り組んでいる中小企業の割合は4割強にとどまり、必要性を感じていても取り組むことができていない中小企業が存在している。

これまでの中小企業支援策においては、能力ある人材の不足や資金不足等の課題解決のため、技術指導やマッチング支援、各種研究開発補助金や研究開発税制による財政支援等、主として技術面・資金面に着目した施策に取り組んできた。しかしながら、イノベーション活動を利益につなげられていない企業も多い。

こうした状況を改善すべく中小企業庁は令和4年より「中小企業のイノベーションの在り方に関する有識者検討会」を開催し、審議を経て(中間とりまとめとして)次の方向性を示した。

  • 価値あるイノベーション(新製品・新サービス)を生み出すためには、マーケットニーズと自社技術・ノウハウを比較し、不足している機能(課題)があればそれをいかに克服するか検討し、技術とニーズとの間を行き来しながら両者のギャップを埋めていくことが必要。
  • この観点から、多くの中小企業には、自社の強みの認識・言語化、既存事業の関係先以外のニーズの探索、ニーズと自社の強みの間を往復しながら行う新製品・新サービスの構想・具体化、差別化戦略の構築等のための機能が不足していると考えられる。
  • したがって、中小企業によるイノベーション創出を促すには、こうした機能を補完又は中小企業に代わって提供する支援策が求められる。こうした支援を行う者(以下、「イノベーション・プロデューサー」という。)の活動を強化する方向で、国として支援を行うことが重要。
  • 支援者の活動をより強化する方向で、国として支援を行っていくべきである。まずは数年間、イノベーション・プロデューサー活動支援を実証事業として実施し、検証や効果測定を行うこととする。

以上の経過を経て、中小企業庁は令和5年度よりイノベーション・プロデューサーの活動支援の拡大について、一般社団法人首都圏産業活性化協会(芳賀啓一)ほか令和5年度/全国6者、令和6年度/全国7者を、イノベーション・プロデューサーとして採択し、実証を行なう事業を実施している。

令和5年度 中小企業のイノベーション創出を支援する「イノベーション・プロデューサー」採択者
https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/2023/231226saitaku.html

令和6年度 中小企業のイノベーション創出を支援する「イノベーション・プロデューサー」採択者
https://www.chusho.meti.go.jp/support/innovation/2024/240515saitaku.html

令和6年度 同事業 公募の概要 ※中小企業庁ホームページ
https://www.chusho.meti.go.jp/support/innovation/2024/240315kobo.html

 

座学研修 計12回+経過報告会の日程詳細

① MURAMATSUメソッド座学講義(計4回) + OJT経過報告会
第一回 10月1日(火)  13:30~16:40
第二回 10月8日(火)  13:30~16:40
第三回 10月22日(火)  13:30~16:40
第四回 10月29日(火)  13:30~16:40
OJT経過報告会 10月15日(火) 13:30~16:40
        11月5日(火)  13:30~16:40
        12月未定 (講師と調整の上、決まり次第お伝えします)

会  場 : 首都圏産業活性化協会 八王子事務所 会議室 (共通)
講  師 : 村松 康彦 氏 (横河計測株式会社 特別技術顧問)
民間企業での経歴/北辰電機製作所(磁気ヘッド、記録媒体、装置開発)、横河電機と北辰電機の合併(DDモータ商品化→溶射技術開発)、横河プレシション取締役(技術担当役員→技術行政:開発PJT新事業開発)、横河電機取締役(PJTセンター長&新事業センター長)、常務執行役員(先行生産技術開発本部長→2005年原価企画本部長→2007年技術企画本部長)、特別技術顧問(OTDR用BiDiモジュール、テスター用プローブビンの共同開発)。大手企業の役員退任後は、首都圏地域の中小企業を対象に経営安定化と企業規模拡大を目的としてプロダクト・イノベーションの普及に精力的に取り組む。

 
②OKAMURAメソッドワークショップ(WS)+先行事例研究(計8回)

ケーススタディ候補企業: 製造業(西精工・未来工業)

サービス業(ヨリタ歯科クリニック・ネッツトヨタ南国・王宮道頓堀ホテル)

飲食業(かぶらやグループ・物語コーポレーション)

【第1回】10月5日(土) 9:15~11:45
講義1. 自分の棚卸(イノベーション・プロデューサーの担い手ご自身を知る/仲間を知る)
会 場: 東京たま未来メッセ3階 第3会議室

【第2回】10月12日(土) 9:30~12:40
事例研究1.リーダーの持ち味で経営する事例(自分の軸が経営方針と一致した瞬間)

【第3回】10月12日(土) 13:30~16:40
講義2. 真の強みを自覚する
会 場: 東京たま未来メッセ3階 第3会議室 (午前・午後共通) ※通しでご参加の方は昼食有

【第4回】11月9日(土) 9:30~12:40
事例研究2. 商品を徹底的に磨く(プライド商品を磨き続ける能動的仕掛け)

【第5回】11月9日(土) 13:30~16:40
講義3. 強みを引き出して、伸ばす
会 場: 未定 (八王子および近郊)

【第6回】12月7日(土) 11:00~14:10
事例研究3. 100 億企業の実現事例(アルミック末武社長の実践ケース)
会 場: 東京たま未来メッセ3階 第3会議室

【第7回】12月14日(土) 9:30~12:30
講義4. 支援企業とともに向かう先を描く

【第8回】12月14日(土) 13:30~16:40
事例研究4. 支援先と共に向かう未来(今日の仕事で未来を創り出すフィードバックの仕掛け)
会 場: 東京たま未来メッセ3階 第5会議室 (午前・午後共通) ※通しでご参加の方は昼食有

講  師 : 岡村 衡一郎 氏 (有限会社経営コンサルティングアソシエーション 取締役社長)
業種・企業の規模を問わず業績向上をリードし、モチベーションの源となる「一品」づくりを行なう。支援企業の多くは、売上過去最高記録を更新。著書に『会社に眠る財産を掘り起こせ』(朝日新聞社)、『「一品」で会社を変える』(東洋経済新報社)等あり。TAMA協会においては「経営デザインシート作成ワークショップ」でも多数の支援実績有。

 

本件のお問い合わせ
一般社団法人首都圏産業活性化協会 理事・事務局長 芳賀 啓一
(中小企業庁 令和6年度 中小企業のイノベーション創出を支援するイノベーション・プロデューサー)
〒192-0083 東京都八王子市旭町9-1 八王子スクエアビル11F
Tel:042-631-1140  Fax:042-631-1124